一見普通のプラスチックボトル、アメリカのボトルブランド「Nalgene(ナルゲン)」。
実際に使用してみたらすごく優秀だったので使用レビューをしていきます。
Nalgene(ナルゲン)とは
1974年にアメリカのニューヨーク州で誕生したブランド。高い技術と共に設立当初は研究用の装備品を製造していたところから、人々の生活に幅広く使われるよう多様な用途を持つナルゲンボトルが生まれました。
自然環境に配慮し、人々の生活をシンプルなものにするという理念を掲げており、現在も幅広いニーズのもと使用されています。
欧米でナルゲンボトルが人気な理由として大きく以下の特徴があります。
- 質・耐久性の良さ
- 使用用途の多さ
- コスパ
順に使用レビューとともに解説していきます。
質・耐久性の良さ
ナルゲンボトルは純度の高いプラスチック、「トライタン(Tritan)」を使用して作られています。
トライタン(Tritan)には以下の特徴があります。
- 軽い
- 透明度が高い
- 衝撃への耐久性が強い
- 温冷どちらへも耐性がある
- 安全;人体への有害物質が入っておらず医療目的でも使用される
ナルゲンボトルはトライタンの強みを生かしたボトルです。
90g(ナルゲンボトル500ml)という軽さ
空のペットボトル(500ml)の重量が10〜30gであることと比較すると、少し重くなるもののナルゲンボトルは他社のプラスチックボトルより比較的とても軽い作りになっています。
例えばリバーズのスタウトエア500mlと比較すると、スタウトエアが125gであるのに対しナルゲンボトルは90gです。
空のペットボトル1本ほどの差ではありますが、ペットボトルのように飲み終わったら捨てるわけにはいかないマイボトルは、少しでも軽い方がベターです。
サイズはペットボトルよりも小さい
500mlペットボトルが高さ20.5cmに対しナルゲンボトル(500ml)は17.5cmです。ペットボトルのように先細りがない分ナルゲンボトルの方がコンパクトです。
数字で見るとわずかな差に感じますが、いざ鞄に入れるとなると3cmの違いは大きく感じられると思います。
飲み口の直径は約4.5cmと広めなので氷を入れることもできます。
私はセリアのシリコンストローを折り曲げて収納できる所も気に入っています。
使用用途の多さ
実はナルゲンボトルはただの飲水ボトルではありません。
- フードコンテナーとして使用できる
- 冷凍できる(−20℃まで)
- 熱湯を入れることができる(100℃まで)
フードコンテナーとして使用することができる
飲料用ボトルのイメージが大きいと思いますが、実はフードコンテナーとしても使用できます。
キャップの気密性が高いため、湿気を防ぎたいスナック類やパスタを入れることにも適しています。
飲水用ではなく、フードコンテナーとして使用することをメインにデザインされた商品もあります。
元々医療研究用のコンテナーを製造していたということもあり薬品にも使えるほど安全・丈夫で、食べ物を入れても匂い・色移りがしにくいです。
万が一色移り等が生じても、ハイターを使用して洗浄することができ、食器洗浄機にも対応しています。
冷凍して夏でも冷たい飲み物が飲める、または保冷剤代わりに
−20℃まで耐性があるため、ドリンクを入れて冷凍することができます。
冷凍する際は飲料を少なめに入れること、ボトルを立てたまま冷凍するようにしてください。
水を入れすぎたりすると凍った時に水の体積が膨張するため、ボトルが割れてしまうことがあります。
コーヒーカラフェや湯たんぽ代わりにも
ナルゲンボトルはBPAフリーのため、100℃のお湯を入れても有害物質が出ることなく安心して使用できます。
コーヒードリップにも使用できるので、アウトドアがお好きな方はナルゲンボトルが一つあれば何役にもなるため、荷物を減らすことができます。
キャンプや山登りの道中はフードコンテナーやウォーターボトルとして、出先ではコーヒーを注いだり、山で湧水を汲んで帰ってくるのもいいでしょう。
熱湯を入れてタオルで包めば湯たんぽ代わりにもなります。
コストパフォーマンス
ナルゲンボトル500mlは税込1760円です。
欧米では10ドル(約1200円)で購入でき、機能性を考慮するとコストパフォーマンスが良いと評価がされていますが、日本で購入する場合は必ずしも良い評価ばかりではないと言えます。
日本で購入する場合は万人にコスパが良いとは言えない
ただ水道水を入れるだけのウォーターボトルとして使うならコスパはかなり悪いでしょう。
人気のカラーを日本で購入する場合、店舗では売り切れてしまっていることが多く(入荷時以外ほとんど)オンラインで購入することになると思います。
すると送料も加算されるので500mlのナルゲンボトル1つで2200円前後となります。
水筒に対して「水やお茶を携帯し、飲めさえすればOK」という方にとっては値段がかなり高いボトルに感じるでしょう。
アマゾンプライム会員の方は送料無料の恩恵を十分に利用してください。(おそらく確実に定価で購入できる唯一の方法かも)
ただし欲しい色がAmazonに売っているとは限らないので要チェックです。
アウトドア好きにはコスパ◎
多目的に使える点や丈夫で長年使用できる点を考えるとコスパはかなり良いように感じます。
アウトドア好きな方は一つ持っていても後悔しないのでは、と思います。
丈夫で長く使いたい人にコスパ◎
中には15年ほど使用した人もいるようです(商品レビューより)
長年使うことでメモリが剥げてくることもあるようですが、粗雑に扱わなければかなり長い期間使用できます。
他にもまだまだあるナルゲンボトルの強み
ナルゲンボトルは日本ではそこまで知名度は高くないものの、購入者からの評価がかなり高いんです。
パッキンがなく掃除しやすい・水漏れしない
水筒を洗うときのイライラの原因となりやすいのがパッキンですよね。
いちいちとり外して洗わないといけないし、パッキンを失くしてしまったり、付けるのを忘れて中身が漏れたり…
ナルゲンボトルはパッキンがないのに漏れないので、これらの点では最高でした。
使い方が簡単・丈夫なので幼稚園児でも◎
フタが本体と繋がっているので失くさないし、開けて飲むだけの簡単操作なので小さなお子さんにも◎
丈夫なので落としても割れにくく、ボトル自体が軽いので持ち歩くのにお子さんへの負担が少ないです。
コラボデザインが可愛すぎる
ナルゲンボトルはアメリカ発祥のブランドであるため、ビタミンカラーや北欧系の色の組み合わせが多いです。
ベーシックなデザインも良いですが、ナルゲンボトルは各ブランドとのコラボデザインがめちゃくちゃ可愛いんです。
日本ではchampsやパタゴニアなどが過去に発売されていたり、BEAMSでも発売されていることもあります。
個人的におすすめなのはアメリカのアウトドアブランド「REI co-op」とのコラボデザインです。
オンラインサイトでは、常時コラボデザインが定期的に新しくなって販売されており、見るのがとても楽しいです。
アメリカからの送料がかかるため、他のアウトドア用品や服の購入予定がある方はまとめて購入すると送料が無料になります。
ナルゲンボトルのデメリット
もちろん良いところばかりではありません。
個人的には使用感に満足しているものの、こんな人には合わないだろうな〜というのを集めてみました。
- 保温性がない
- 熱湯を入れると容器も熱くなる
- 日本では実物を見て購入するのが難しい
- 安いものを求めている人には高すぎる値段
機能的なデメリットはプラスチックボトル全般に言えることですね。
そのほかは海外ブランドのため購入方法や料金に少し不満があるといったところでしょうか。
人気のカラーでも在庫が多いショップ
筆者はHIGHMOUNT(ハイマウント)というアウトドア用品店のオンラインストアで購入しました。
楽天やAmazonで売り切れのカラーをHIGHMOUNTでは取り扱っていたからです。
しかもどのカラーも全体的に在庫が多かったので、欲しいカラーが見つからないという人は覗いて見てください。(送料550円かかります)
1番安く購入できるショップ
Amazonプライム会員なら送料がかからないので1番安く買えておすすめ。(筆者はプライム会員ではないので断念)
ただしAmazonに出品されているのは在庫がそこまで多くない印象だったので、欲しいカラーがある人は早めにチェックすることをおすすめします。
以下、定価で販売されているナルゲンボトル(Amazon)一覧です。(プライム会員ではない場合それぞれ送料がかかります)
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クレメンタイン(オレンジ) 税込1,760円 | オウバジー(薄紫) 税込1,760円 | メロンボール(緑) 税込1,760円 | グレー(キャップ:青) 税込1,760円 |
Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
クリア(キャップ:赤) 税込1,760円 | トラウトグリーン 税込1,760円 | ウッズマン 税込1,760円 | オレンジ 税込1,760円 | スプリンググリーン 税込1,760円 |
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中でも「ウッズマン」と「グレー」はヨドバシカメラオンラインサイトで送料無料で購入できます。
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