日商簿記3級ネット試験を受けてきました。結果76点でギリギリ合格でした!
以下、当日の流れと感想、受験する際の注意点と私が考える勉強のコツをお伝えしていきます。
また、日本商工会議所より受験前に以下のことに同意した上で試験内容については記載することができません。
試験後の禁止事項
試験問題を含め、試験に関して知りえた情報全般の複製、外部への開示、漏洩(ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)をはじめインターネット等への掲載を含む)を一切禁じます。試験後にこれらの行為を行ったことが発覚した場合、当該受験者は失格または合格を取消、今後の受験をお断りするなどの対応を取らせていただきます。
日本商工会議所HPより
規範に反することの無いよう、可能な範囲で私の感想をお伝えしていきます。
当日の流れ
①受付で名前を言い身分証明書を提出。
②同意書などにサインして電卓・身分証以外の荷物をロッカーへ入れる
③説明を3分ほど受け、耳栓かイヤマフを選択できたため耳栓をもらう
④ 紙とペン・ログイン情報の書かれた紙を受け取り、パソコンデスクへ
⑤ ログインし、いざ受験
終了時間が来ると自動的に終了します。自分で終了するボタンもありました。
終了すると結果は自動的に表示されます。結果の印刷ボタンを押して終了。
実際にネット試験を解いてみた感想
解いた印象としては、難易度は簡単な問題と難しい問題がバランスよく入ったテストといった感じでした。
紙の試験対策をしっかりしていれば余裕で合格点を狙えるのではないでしょうか。
受験時の環境としては、人が少なかったので人の音が気になるというよりは自分の出す音に気を使うほどでした。
デスクトップのキーボードは「00」キーが無いため「0」を連打しないといけないので
入力間違いがないように注意する必要があります。
ネット試験のコツ・注意点
以下のリンクのようにTACさん等各会社が予想問題を出している通り、大問3問構成でした。
無料で見れる予想問題もいくつかあったので受験直前に腕試しに解いておくと良さそうです。
第1問目
予想問題の通り仕分け問題が15問/各3点の計45点で、比較的簡単なものが多かったです。
電卓で計算が必要なのは3問くらいで、あとは暗算できるくらいの難易度の印象でしたね。
コツとしては、大体15分以内に解けるとベストだと思います。
比較的簡単なので、時間短縮のために紙に一度書くという手間は省いて直接パソコン入力していくことをお勧めします。
もちろん複雑な部分があれば必要に応じてメモは利用していきましょう。
しかし多くの問題は紙のメモが無くても、すぐに見直しできるほどのものでした。
第2問目
2問目は少し難しく感じました。その割に配点は計20点と、1問あたりの配点は少ないので
先に第3問を解くことをお勧めします。
ちなみに私は6点でした^^;10点ほどはあるかなと自信があったのですが、たくさん間違えてしまったようです^^;
2問目については問題に見慣れていることが大事だと思います。
おすすめの勉強方法としてこちらのYouTubeチャンネルがすごく役に立つのではないかと思います。
こちらの動画の問題を各問10分程度で解けるようにしておくといいと思います。
本番の第2問目は小問2問構成なので、10分×2問、計20分以内で解くようにしましょう。
空欄が多く、どこの欄が合っていたら加点されるのかは謎でした。^^;
なので第2問目に時間をかけてしまうとリスクがあると感じました。
第3問目
3問目は、紙試験の過去問の第5問目に当たるところをしっかり解けるようにしておくといいと思います。
過去問の第5問目は決算整理や清算表、貸借対照表・損益計算書の作成ですね。
難易度は過去問と大きく変わらないように感じました。
時間配分は20〜25分ほどでできたらいいと思います。
こちらも時間短縮と、部分点を狙う意味でも
一度全てを紙に書いてからパソコン入力する方法ではなく、
決算整理事項や修正項目をひとつメモ用紙に書いたら、それに該当する空欄部分にすぐパソコン入力して埋めていくことをお勧めします。
決算整理事項や修正項目に該当する部分が採点項目である可能性が十分に高いため、優先的に埋めていきます。
最終的にはその他の空欄も全て埋めないと最後まで答えられないのですが、空欄があるからといって焦る必要はありません。
ちなみに私は最後に計算が合わず、全てを見直す時間もなかったので、部分点を期待して特に何も修正しませんでしたが28点/35点ありました。
合格のために使った参考書
私はこちらの参考書を使用しました。
『合格テキスト 日商簿記3級 Ver.12.0』
資格を取るためだけでなく、実際に使える知識を得たい!と考えた私は、より細かく説明が書いてあると情報があったこちらのテキストを使用しました。
実際に使用したのはこの「合格テキスト」のみですが、「スッキリシリーズ」や「みんなが欲しかったシリーズ」もパラ読みですがとてもわかりやすかったので、どれを選んでも大きく変わらないように感じました。
『スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集 2020年度』
私が受けたとき(2021年 4月2日)には手に入れることができなかったのですが、
新しくこのような問題集も出ているためネット試験受験を考えている方にはとてもいいと思います^^
『スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集 2021年度』
お値段も比較的良心的ですね。
私の経験上では紙媒体での過去問問題集でも十分に対策できると思います。
しかし、ネット試験の時間配分になれるためにも無料の予想問題を必ず直前に解くようにしておいてくださいね。
まとめ
ネット試験は、過去問題で9割の点数を続けて出していた人でも不合格だったとの情報もあり、正直不安が大きかったです。
紙媒体の試験と比較して、ネット試験では時間配分に大きく影響が出る印象でした。
問題用紙に直接メモや回答を書き込むことができないので、その分時間がかかったりエラーが増える可能性が高いです。
対策として、過去問題を解く際は問題用紙には何も書き込まず、メモ用紙と回答用紙を分けて記入するようにしてみてください。
あとはたくさん問題を解き、1問あたりのスピードと正確性を上げることをお勧めします。
以上私の日商簿記試験受験体験から考えるコツと感想でした。
何か少しでも役に立つ情報がありましたら幸いです^^
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