最近日本でも注目されている「デーツ(ナツメヤシ)」。食べたことないけど気になっている方も多いのではないでしょうか。
そんなデーツは栄養価の高いスーパーフードとして有名。はたして本当のところはどうなのでしょうか。
デーツに関する論文から実際にデーツがどのような栄養価があり、どのような効果をもたらすのかまとめてみました!!
デーツってどんな食べ物??
デーツはサウジアラビアなどのアラブ諸国で取れるフルーツの一種です。
アラブの国々ではコーヒーのお供として一緒に食べたり、ミルクやヨーグルトに入れたり、またはペーストやジャムにしたり、パンに練り込んだりといった食べ方をするようです。
また、アラブ諸国では生のフレッシュのまま食べることもあるみたいですが、日本ではドライフルーツとして売られていることが多いです。
デーツの成分はなんと約70%が炭水化物(糖質)です。そのほかにも栄養として食物繊維、ビタミン、マグネシウム、カルシウム、鉄分などなど。
デーツの種も栄養価が高いようで、アラブ諸国では薬のような役割としても摂取されているそうです。
日本でよくみるドライフルーツのデーツは、種なしのものが多いため見かけることは少ないのですがすごく興味がそそられますね^^
さらにこのデーツは、関西人必須の「おたふくソース」の原料にも入っています。(おたふくソースとは:家でお好み焼きを作るときに関西で人気のソースです)
おたふくソースのオタフクグループからもデーツの商品が出ているようでした。こちらは食べたことがないんですけど、デーツを使った美味しそうなレシピもたくさん載っていたので気になる方はチェックしてみてください。デーツなつめやしの実
食べるとどんな効果がある?
デーツはスキマ時間のおやつとしてオススメされています。その理由としてデーツの主な成分、糖質が活動のエネルギー源になります。
すなわち仕事や勉強中に集中力が落ちてきたときや、少し小腹が空いてきたときに最適です。
また、少量でも満腹感が得られ、食物繊維も豊富なので便秘気味の人にも効果的です。
食物繊維がコレステロールを下げることから糖尿病や高血圧のリスクを下げると言われています。
さらに視力の維持やがんの予防、肌や粘膜を丈夫にするはたらきをするβカロテンが多く含まれていることがスーパーフードとして注目されている理由ですね。
しかし、このβカロテンに関してはデーツが100gあたり約160mcgに対し、プルーンは約1100mcg含まれていますので、そちらに関してはプルーンの方が効果が得られそいうですね。
デーツとプルーンはほとんど栄養価が同じ。比較した情報がこちらのブログでとてもわかりやすく紹介されていたのでチェックしてみてください^^
しかしデーツに免疫力の向上と、アレルギー症状の軽減効果を認めた研究もあり、やはり「スーパーフード」と言われるだけの理由がありますね。
デーツは1日何個まで?
いくらスーパーフードとは言われていても、デーツは糖分が多く含まれるため過剰摂取は避けましょう。
年齢や性別、生活習慣にもよりますが一日の適切な糖質摂取量はおおよそ70〜130gとされています。
毎食の食事でも糖質は摂取するため、間食としての糖質摂取量は10gほどが適正とされています。
デーツは100g中、約70gが糖質。ということは1日のデーツを食べる量は10g〜15gに抑えるというのが適正でしょう。
デーツ自体は商品によってサイズは大小あるため、大きいものであると一粒で10gを超えるものもありますが、
基本的には一日に1〜3粒以内で抑えるように心がけましょう。
わたしがデーツを食べる理由
- 栄養価はほとんど同じのプルーンとデーツ
- プルーンの方が手に入りやすいのになぜデーツを食べる?
と思う方もいると思います。
結論、それでも私がデーツを好む最大の理由は「味」です。
プルーンを食べたことがある方はお分かりかと思いますが、プルーンの味の独特な味が苦手な方にはデーツはとてもオススメ。
プルーンやレーズンが苦手な方でも、商品によってはデーツなら食べられる、という人もいるのではないでしょうか。
デーツの味はよく干し柿や杏と例えられることが多いですね。だけど私は、干し柿や杏よりもさらにクセが少なく、上品に甘いと感じます。
もちろん、デーツの商品によって味も変わります。クセの全くないものもあればプルーンの味に近いものもありました。
ですがプルーン・レーズン・杏・干し柿よりも私は絶対にデーツの味の方が好みです。
すごく甘いんですが、後味がそこまで残らないところが好きです。
コーヒーのお供として食べられる理由も、一度デーツを食べるとその甘さで納得するはず。
甘さがあるとはいえ、お菓子とは違って胃もたれを起こすようなしつこさはありません。
どこの商品がおいしい?
私は実際に2種類のデーツ商品を試してみました。成城石井に行くと5種類くらいはあったのではないでしょうか、、
お値段はどれも180g〜200gくらいで400円以上してました。
私が買ってみたのはこちらです。*Amazonと楽天のリンクは商品情報を見たい方用に貼っています。成城石井で買った方が断然安いので購入する際はぜひ店頭で買ってくださいね。
デルタのデーツは値段が成城石井に売っている中でも1番安く(税抜き398円)、味はクセのない甘味で好みでした。
「Sunny fruit」のオーガニック種抜きデーツ
Sunny fruitのデーツはデルタと比較しお値段少しだけお高めで530円ほどでした。
味はプルーンのようなクセが少しあり、私個人的には少し苦手でした。
しかしsunny fruitの商品はオーガニックであり、50gずつ小分けになっており持ち運びに便利でした。
デーツを選ぶ際は、時折保存料の含まれるものもあるため、なるべくオーガニックのものを選ぶようにしましょう。
この記事の参考文献
- Nutritional and Medicinal Value of Date Fruit (2012): Amanat Ali, Mostafa I Waly, Mohamed Essa Musthafa, Sankar Devarajan
- Date Fruits ( Phoenix dactylifera Linn): An Emerging Medicinal Food (2012): Praveen Vayalil
- ナツメヤシ(Phoenix dactylifera L.)の果実であるデーツの免疫調節機能の探索と特性付け (2012): 唐澤幸司
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