竹細工によく使われる編み方の名前を紹介していくよ
竹細工の編み方の種類
竹細工のほとんどは接着剤を使わずに手作業で作られています。
となり合う竹ひごを上下互い違いに編むことで、竹ひご同士の摩擦をうまく利用しながら、丈夫な竹細工ができます。
竹細工を作るときによく使われる編み方は以下のようなものがあります。
- 四つ目編み(よつめあみ)
- 六つ目編み(むつめあみ)
- 網代編み(あじろあみ)
- 麻の葉編み(あさのはあみ)
それぞれの編み方で、印象が全く異なる竹細工ができるよ
四つ目編み(よつめあみ)
四つ目編みは一番基本的な編み方となります。
編み方がシンプルであるがゆえに、編み目が均等じゃないと一目ですぐバレてしまいます。
ごまかしが効かない編み方とも言えそう、、
六つ目編み(むつめあみ)
六つ目編みは比較的あみ目が大きく、柄としての美しさが特徴の編み方です。
目が細かい編み方とは異なり、耐久性は少し落ちますが通気性があるため洗濯籠に使われたり、ランプシェードなど灯りを通すのには持ってこい。
そんな六つ目編みは、四つ目編みと比べて編むときの難易度がグッと上がります。
竹細工初心者はまず六つ目編みで苦労するみたい
花六つ目編み
こちらは六つ目編みの中でも、異なる色や太さの竹ひごで六つ目編みにさらに編組を重ねることによって、お花のような模様を作り出します。
見た目にとても芸術性があり、国内外からとても人気の編み方で、飾りとしてカゴの底に使用されたり壁飾りの柄に使用されたりします。
網代編み(あじろあみ)
網代編みは、竹ひごを隙間なく詰めて編んでいく手法です。
網代(あじろ)は漁をする場所や、川に竹などを仕掛けて魚を追い込んで漁をする、その仕掛けのことを意味したりします。
だから隙間がない細かい編み目になんだね
編み目に隙間がないため、お米などの小さな物を収納することができ、加えてとても丈夫な竹細工を作ることができます。
麻の葉編み(あさのはあみ)
麻の葉編みは、六つ目編みの六角形の中をつぶすように編んでいく方法です。
籠などの日用品にも使用されますが、模様がとても綺麗なため飾りとしてもよく使用されます。
麻の葉柄は六角形から成る模様で、健やかな成長や、魔除けの効果があると言われています。
番外編:2本寄せ
竹ひご二本を一組とし、それを四つ目や麻の葉編みにする方法があります。
これを「2本寄せ」と呼びます。
(写真は異なる竹ひごを組み合わせた四つ目網の経年変化後になります。)
2本寄せでは、より丈夫な竹細工が出来上がります。見た目の印象も大きく変わりますね。
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