みなさんは竹細工を知っていますか?
竹細工のすごい特徴をご紹介していきます!
「竹細工」とは竹でできた日用品のこと。主にカゴやザルのイメージがつきやすいかと思います。
竹細工はその昔、プラスチック製品が主に使われるようになるまでは料理・農業・収納のツールとしてよく使われていました。
現在では生活で見かけることは減り、使ったことがない人も多いのではないでしょうか。
実は竹林が多い地域だと竹細工は今でも日常生活で使われており、地元の人はとても「使いやすく便利なもの」として使用しています。
今回は、そんな竹製品の魅力に迫ります!
竹細工・竹製品のすごい特徴
竹細工や竹製品を使うメリットは以下の通り。
- 環境にやさしい製品である
- 丈夫で長く使うことができる
- 抗菌・消臭効果がある
- 経年変化を楽しめる
環境にやさしい
竹製品は環境に良い!と言うイメージがある人も多いのでは?
竹は資源としてすごく優れており、身近で摂れること、また成長速度が速く、切ってもまた数年で再び伸びてくるのが特徴。
成長するのに数十年かかる木と比較すると、竹は3〜5年ほどで成長します。
農薬不要で伐採後も植え替えせずにそのまま生えて来るので特に手間や土壌への負担はないものの、
その成長速度のあまり、定期的に竹林の間引きをしないと竹細工に必要な良い竹が取れにくくなったりします。
丈夫で長く使うことができる
「竹細工のカゴやザルは約30年使える」と言われるほど丈夫なのが特徴。
接着剤を使わずに、竹を細く切った「ひご」を組み合わせて編むことでカゴやザルなどを作ります。
竹の「しなる性質」と「ひご同士の摩擦」を利用し、重いものを入れても底が抜けることなく利用することができます。
万が一壊れてしまった竹細工は、職人さんによって修理してもらうこともできます。
職人さんが手作りした竹細工だからこそ、壊れても修理しながら長く使いたいね
抗菌・消臭効果がある
竹には抗菌・消臭効果があります。
吸水性や通気性も兼ね備えている竹細工のお弁当箱はお弁当箱としてのメリットがすごくあって、熱や雑菌から食べ物が傷むのを防いでくれる効果があります。
竹細工のお弁当箱におにぎりをそのまま入れると美味しくなる、と言うのはこの理由からです。
経年変化を楽しめる
竹製品は日焼けなどの影響で時間が経つと色が変化していきます。
白竹は白色のような薄いベージュ色をしていますが、そこから年数をかけてゆっくりと飴色(あめいろ)に変わっていきます。緑の竹も同様です。
販売されている竹細工は作りたてや色が変化する前のものがほとんどなので、
経年変化してあめ色になった竹細工は、長年大切に使った人だけが所持できる特別なもの。
長く使うと愛着もどんどん大きくなりますよね。
竹細工の特徴を活かし、おしゃれに使う
ザルのいろいろな使い方
シンプルにお料理に使うのもいいですが、焼きたてのパンを入れるのにも適しています。
焼きたてパンが蒸気で湿気ってしまうのを防ぎ美味しくパンが食べられる、という機能性はもちろんのこと、見た目も可愛いですね。
カゴ
カゴは野菜を洗ったり運んだりするイメージが多いかもしれませんが、ダイニングテーブルの上のフルーツカゴやお菓子入れにもピッタリ。
小さめのカゴなら、マスクを入れて玄関に置いたり、ハンカチなど毎日使うものを入れて置いておくのも◎。
お気に入りの布などを中に敷くと、気分で雰囲気も変えられるし、部屋のテイストに合わせることができます。
洗濯カゴ
洗濯カゴは大きいので、ブランケットやおもちゃを入れても便利で可愛いです。
弁当箱
弁当箱はマスキングテープや裁縫道具などのちょっとしたお道具箱にもいいでしょう。
個人的には、サンドイッチなど洋食弁当の時に使うのが好みで、和×洋の組み合わせが好きです。
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